2005年 12月 12日
現代座公演「約束の水」を観て |
横田和夫(東久留米)
主人公は大正15年生まれのおじいさん。
息子夫婦から「年だから廃村での一人暮らしはムリ」と町中へ引き取られ、ボケてると思われているおじいさん。自分でも「もうダメかな」と思うが、ある日ブラジルから「約束の水」を探しに来た一人の少女と出逢い、一緒に探す中で、山や森や水に囲まれて豊かに暮らしていた、若い頃の記憶がよみがえり「約束の水」と呼ばれた湧き水を探し当てる。「まだまだ人の役に立てる自分」に気づき、おじいさんは自信と元気が湧いてくる。
息子夫婦も、何がおじいさんにとって家族にとって幸せなのか納得する。
老いをどう生きるか、家族のあり方、繁栄の陰で日本社会が失って来た、かつての「自然と共にあった豊かな暮らし」のことなど、考えさせられ、その主張に心からの共感を覚えました。
(05年12月、ご寄稿いただきました)
主人公は大正15年生まれのおじいさん。
息子夫婦から「年だから廃村での一人暮らしはムリ」と町中へ引き取られ、ボケてると思われているおじいさん。自分でも「もうダメかな」と思うが、ある日ブラジルから「約束の水」を探しに来た一人の少女と出逢い、一緒に探す中で、山や森や水に囲まれて豊かに暮らしていた、若い頃の記憶がよみがえり「約束の水」と呼ばれた湧き水を探し当てる。「まだまだ人の役に立てる自分」に気づき、おじいさんは自信と元気が湧いてくる。
息子夫婦も、何がおじいさんにとって家族にとって幸せなのか納得する。
老いをどう生きるか、家族のあり方、繁栄の陰で日本社会が失って来た、かつての「自然と共にあった豊かな暮らし」のことなど、考えさせられ、その主張に心からの共感を覚えました。
(05年12月、ご寄稿いただきました)
by yakusokunomizu
| 2005-12-12 20:45
| 「約束の水」感想